風俗店経営を目指すキャストさんへ(女の魅力を使って人を巻き込む開業戦略)

風俗経営にはモテがなんちゃら書いているクセにですよ。女性からの問い合わせは滅多に来ません。わたくし、モテないのです。
それでもたまに、本当にたまにですが、仕事の依頼が来ます。今まで女性からの依頼は4件ありましたが、2件は『キャストから風俗経営を目指す』内容でした。
年齢も年齢だし、キャストは引退したい。
しかし他の仕事が出来るか・・といえば、自信はない。飲食業も考えたけれど、利益を考えるとちょっとな。いや、風俗が好きなんですよ。そしてお金が好き。
自分のビジネスを持ちたい!
風俗嬢の経験を生かし、デリヘルを経営してみたい。200万円なら今すぐ用意できる。自動車もある。事業計画書も準備した。出資してくれる会社社長もいる。
やってみたい業種は『エステ』。セラピストの経験はある。ジャップカサイという睾丸マッサージを取り入れたら、差別化されるのではないか・・
こういった相談内容から始まりました。
今回のブログは、依頼者と何度もお会いし、綿密に計画を立て、1年かけて開業準備した実録です。
女性キャストさんが引退して、デリヘルを立ち上げるまでの内容。成功するにはどんな準備が必要なのか。どんな行動を取るべきなのか。
女性視点の開業方法にに焦点を当てた内容になりますが、男性にも通じる部分がございますので、参考にして頂ければ幸いです。
出資者に期待してはいけない。

風俗エステで開業することは、1つの選択肢としては分かります。
ただし睾丸マッサージの技術を『需要がある差別化』と判断するのは読み間違えている。顧客が望むことではない。
エステで開業するのであれば、他店にはない、たとえ他店のセラピストが嫌がる内容だったとしても、取り入れてみる価値がある。
ビジネスモデルについて、最初にアドバイスした内容です。そして成功するために大事な行動を伝えました。
第一に、他人を巻き込みましょう!
第二に、女を使いましょう!
風俗店を開業するだけなら、個人の力で問題ありません。事務所を探して、届出に記入して警察署に提出するだけ。
ところが自分の店を持ち『満足に食っていける成功』を求めるとなれば、個人の力だけではハードルがグンと高くなります。
成功のためには何でも取り組む姿勢は大事です。まずは自分でやってみる。しかし苦手な作業もクリアしないといけないし、自分にはどうすることもできない部分だって出てくるはず。
他人に頼ることができれば、自分に出来ること、出来ないことを分けて進められます。自分に出来ない部分は他人に頼りながら・・
成功のハードルを下げていく。
1つ例外があります。他人を巻き込むといっても、金銭問題は話が変わる。開業資金ですね。他人にお金を出させることは困難です。
出資者が本当にお金を出してくれるかどうかは、貴方への惚れっぷりと、財力によります。資産が50億円もあれば、500万円くらい二つ返事で出してくれるかもしれません。
愛人に店を持たせたケースは、実際にあります。銀座はパトロンが多いですよね。しかし風俗に限っていえば、この手の話で出資してくれる確率は低い。
もちろんゼロではないでしょうが、実際に数百万の支援を受けたケースはほとんど聞きません。
男性はあくまで遊びです。貴方をビジネスとして見ていません。数百万のリスクを負ってまで、貴方を囲いたいとは思っていない。たとえ会社の社長でも。
出資者に期待しない。
期待しちゃって無駄な時間を使うだけ。自己資金200万円では心細いので、1年掛けて貯めるべきだ、と彼女に申し上げました。
本気で起業したいのであれば、自分で用意したが早い。貴方がキャストであれば、無理な話ではないはず。出資者に対しては、お金を持ってきたらラッキー程度の感覚でいるべきだ、と。
今回の依頼女性は騙されやすいタイプ、ということもあり、やはり結果的に出資希望者2名は引きました。
ビジネス的に考えれば、彼女に出資する価値はあったと思います。良くも悪くもぶっ飛んでいますが、向上心はあるし、行動力だってある。
本当に悪いのは期待させて掌返した男達ですが、人をすぐに信用してしまう彼女の性格が悪い方に出てしまった。
人を疑って生きることはコストが高くなります。人を疑いながら経営していくことを推奨するわけではありません。
しかし経営者になるなら、たとえ自分は人を裏切ることがあったとしても、人に裏切られてはいけません。ココ大事です。
協力して女性キャストを確保する

ではどのような形で人を巻き込んだのか。
普通に開業したところで、集客はできない。応募も来ない。そんなことは分かっている。初動で負けてズルズル追い込まれるパターンになることも分かっています。
そこで先手を打ちたい。最悪なパターンを事前に回避したい。
今回の依頼者は風俗嬢さん。キャストという強みがある。わたくしの顧客の店舗に出稼ぎに行ってもらってはどうか。そして彼女がオープンした際には・・
応援を派遣してもらえばいい。
わたくしが中間に入り交渉する。他人を巻き込み、お互いにメリットがある形で協力関係を築く。
早く軌道に乗せるには、出勤確保が必要条件です。
出勤が少ない店舗は、顧客心理からしても電話したいと思いません。出勤が多ければ多いほど、電話が鳴る確率は上がります。
もちろん現実的には稼げないキャストも多くなるので、出勤にもバランスが必要ですが、問い合わせがあった時に『その1本』をいかに取りこぼすことなく拾えるかどうかが重要になる。
最悪なパターンを想定し、開業前に準備する。家賃と広告費は稼げる工夫をする。そのためには人に迷惑かけながらでも、目的達成に邁進する。
新規客獲得の時間を稼ぐ

開業当初は自分の利益より、キャストさんの稼ぎを優先させないといけません。キャストが続かないと、今後いくら電話が鳴っても利益は出せないからです。
では開業当初、キャストの稼ぎはどうすればいいのか。
経営者が男性であれば、自分の女を働かせたりして、稼ぎ以外を工夫します。そして稼げなくても出勤させる。ところが今回の依頼は女性。色管理を使えない。
友達の風俗嬢さんを引っ張って来たとしても、最初は友情で何とかなるかもしれませんが、1ヵ月も経てば友情よりお金になる。
だったら彼女が持っている顧客を利用しよう。顧客に頼んで新規客を紹介してもらおう。新規客といっても、通常料金での利用はメリットがありません。
女子バックだけでいいから遊んでくれる人物を探してもらう。
いや、経営の都合で美人の体験入店など『ここぞ』という時は、ホテル代だけでもいい。柔軟に対応しよう。遊んだ感想を詳細に教えてくれさえすればいい。
普通のキャストさんは暇して保証を出されるより、適度に働いて稼いだ方が続きます。そのためには可能な限り『暇疲れ』させない工夫をする。
女を使って今いる指名客を巻き込む。応援してもらう。昼間でも遊んでくれる人物を紹介してもらう。人は金銭絡み以外であれば
頼み事を引き受けてくれやすい
からです。当初は紹介で乗り切りろう。そして本当に利益をもたらしてくれる新規客を獲得する時間を稼ごう。準備が完璧であれば、半分成功したようなもの。半年後は必ずどうにかさせます!みたいな。
もちろんビジネスモデル、求人、デザイン、SNS、撮影など、売上げに繋がる全てを準備した上での行動です。
あくまでも紹介は先行投資。机上の空論ではない実践的な戦略です。ただし近い将来、投資分を回収する力がなければ、ボランティアにもなる諸刃の剣。
ということで、女性キャストさんに焦点を当てた起業法を書いて参りました。
今後、さらに女性経営者は増えることでしょう。1年以内に8割が消えていく志の低い風俗業ではございますが、この業界を良くするのも悪くするのも女性の力によるかもしれませんね。
本日の格言
女の武器は金銭以外にも使える。