地方こそメンズエステ(非風俗)なんじゃないかと思ったなりよ。【前編】

デリヘルでもホテヘルでも全国各地にこれだけ多くの店があるというのに、大手は今でも次々出店させています。
理由を簡単にいうと、レッドオーシャンの中にわざと切り込んでいくのは、それほど資金と手間を掛けても十分にペイできると見込んでいるからです。やっぱり風俗は利益額が大きい証ですね。
逆に、メンズエステ(非風俗だけど、ちょっとエロいやつ)の場合は競合が多いだけでダメ。
首都圏はじめ、大阪、名古屋でこれから開業しても難しいと思う。ラーメン屋が一軒だけなら繁盛するが、回りに数十店できたらどうなんの的なこと。
しかし、地方ならまだまだいける。
たとえば、松山市だったり富山市、鹿児島市クラスの都市なら競合が少ないだろうから可能性は十分ある。そう、メンズエステに一番重要なのは『競合が少ないランチェスター戦略』なのだ。
実在する店舗はスタートが強い

もう7年前になりますかね。わたくし、メンズエステを作ったことがあります。店の特徴的には、
①セラピストを写真指名できる
②レースクィーンの格好で施術させる
その他、細かい部分も当時としては新しい風を取り入れました。なんせ、風俗以外の起業は初めてだったので、それはそれは気合入れました。
で、最終的に悟ったことは、『メンズエステはデリヘルと比べ儲からない』こと。良い時で90万円/月しか残らなかった。
ただし、この90万円を安いと思うか高いと思うかです。
デリヘルで年収3000万円の経営者なら安いと思うだろうし、普通のサラリーマンなら『ワォ!!!』と思うでしょう。もちろん、地方だから更に残る金額は少ないと思うが、やり方によっては年収700万円くらいはいけると思いますよ。
しかも、メンズエステは実在する店舗を持てることが強み。
風俗だって、箱ヘル > ホテヘル > デリヘル の順で客入りは違う。もちろん、多いのが箱ヘルです。ホテル代が必要無いので割安だし、飛び込み客もある。
このように路面店は強いです。場所にもよりますが、飛び込み客やチラシ配りができるのでスタートダッシュも期待できる。
自分の場合も初日は8名の来客がありました。風俗では初日から8名も入った店は1つもありません(苦笑)
メンズエステは息が長いと思う

どんなビジネスでも共通することですが、世の中と申しますのは、ずっといい時はございません。さらにいきなりドカンと来た時は終焉も早いです。
わたくしが始めた頃も回春が全盛期の頃でした。しかし、店舗で回春をやっていた店は摘発され、メンズエステか、風俗エステかと分かれたのです。
エステの場合、風俗エステの方が終焉が早い気がします。
もちろん個別の話をすればキリがありませんが、ビジネスモデル的に風俗エステの場合はデリヘル客と客層が被るので客の取り合いになります。しかし、路面店が出せるメンズエステの場合は風俗客と被りません。
メンズエステの客層はなんというか・・・独自スタイルのお客さんです。
たとえば昔はデリ呼んでたが、スレた女の子と遊んでいるより、健全(そうに見える)女の子と接していた方が抜いてもらえなくても楽しい。
又、1人でキャバクラには行けないが、メンズエステなら行ける。
なんて方も一定数存在します。もしこれからメンズエステ開業するなら、こういった層にジャストフィットできる店が作れるかどうかが鍵ですね。
・・・次回後編へ続く。