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ホーム > 2016年11月の記事一覧( 4 件 )

大手が大手になった核心は、よその風俗店から奪ったから

腹黒い
風俗経営者のリアルな困りごとをご紹介します。

『風俗経験のあるキャストがお店よりも上の立場にあり、上から目線で接してくる子がまぎれてきます。こういった場合、成績優秀者であればある程度許容は出来るものの、仕事が出来ないと悩みの種になります』。




実際にあった相談です。

風俗関係者であれば、横暴で態度の大きいキャストさんに接した経験は誰しもありますよね。

ちなみに、わたくしの回答はこうです。『自分は全く気にしません。自分のために1円でも稼いでくれるキャストはみんな良い子です。』

横暴なキャストさんに手を焼くことは理解できます。自分も経験があります。

素直で従順な女性ばかりだと、そりゃあバラ色の運営になるでしょうが、一筋縄ではいかない女子を含め、女好きだから風俗を始めたのではないでしょうか。

女商売を行うに辺り、肝心の女を本当はそんなに好きじゃない・・って御方は、結構います。店員さんでもちょろっと女食えればいいや程度の女好きとか、女を抱きたいけれど長時間しゃべるのは面倒だ・・みたいな男ばっかり。


本当の女好きは少ない


のです。女商売する上で、これってめちゃ困ります。わたくしが現役だった時も、本当に女が好きな従業員はいなかったし、本気でモテたいと思う男子も少なかった。

もちろん彼女がいる従業員も少ないわけで、彼女がいる従業員には特別にクリスマスを休みにさせていました。皆も彼女を作れば休みにするよ、という趣旨です。

そうさせるくらい女好きじゃない従業員に頭を悩ませた経験があります。だっていくら店舗拡大しても、女が好きじゃなければ安心して任せることができません。

ではどうして女好きである必要があるのでしょうか。

理由は簡単です。女を扱えないと儲かる運営が出来ないわけで、嫌々やっていると女商売として続きません。女子と接することを苦痛だと感じるようじゃ致命的で、それが経営者であれば引き際を意味します。だから自分は引退しました。





本当に女が好きなのか?

女好き
風俗経営でいう女好きとは、チンポが勃つ素質ではありません。

女性と接していることが楽しく感じられるかどうかの素質です。たとえばデリヘル経営を始めたばかりの御方とのやり取りで、このようなやり取りがありました。


社長
『昨日も明け方4時までキャストを」相手してたんです。だから雑用をやってくれる人を早く雇いたいんですよね。』


自分の給料も出せないのに、雑用係に毎月20万円も払える給料がどこから出るのか・・という疑問もありましたが、この愚痴を聞いた自分はヤバいと思いましたね。

よく考えてみて下さい。朝方になろうが何時になろうが、女子と接することができて、それで出勤してくれて、さらには自分のポケットにお金が入ってくるなら、


これほど美味しい商売ないでしょう。


だって女が好きで始めた商売ですよ。ところが始まって数ヵ月で女を相手にすることがキツイと感じるようでは、本当は女好きじゃなかったのかなぁと思ってしまった。

もちろん人間は寝なきゃいけない生き物なので、毎日明け方まで付き合うとなると厳しいでしょうが、皆様はいかがお考えでしょうか。それでもやっぱり女好きでしょうか。

女好きでなければ、女子管理どころじゃありません。女が好きでなければ、話を面白くしようという工夫はしないでしょうし、女が好きでなければ、女のことを知りたいと思わないはずです。





上手くいっているデリヘルとは?

家庭環境
小規模ながらも上手くいってるデリヘルの店長は、女好きです。

朝までカラオケに付き合ったりとか、彼氏と別れ淋しい時は寝るまで愚痴を聞いてあげるとか、色管理じゃなくて都合の良い男になってあげたりもできる。

また、女子を1人の人間として見てあげ、損得勘定なしで接するから乙女心に響く。もちろんそれが仇になってケンカになり、辞めていくこともあるでしょう。

しかし、『私のことをどう思っているか・・』なんてキャストにも伝わりますから、自分の過ちに気が付いて戻ってくる場合も多いです。特に家庭環境に問題があった娘とか。こちらがポイントです。


小規模だからできる女子管理
大手にはできない女子管理



女子管理の『質』や『きめ細かさ』こそが、小さなデリヘルが生きていく道じゃないでしょうか。

もちろん口先のテクニックは重要です。女にモテるどうかなんて人間性はまるで関係ないし、今夜お持ち帰りしたい時なんて、口が上手くないといけない。風俗だって口先のテクで面接が上手くいくか決まったりします。

ところが長く恋愛を続けたり、キャストが定着したり、退店率を下げるとなると話が変わります。最初は口先が重要ですが、口先だけで長く通用するわけがないでしょう。結局のところ人は


人の魅力でしか縛れない


のです。人間の魅力が外見と中身だとしたら、やっぱり中身がある人って、資本主義社会ではそれなりに稼げているし、それなりのポジションに就いていると思う。

それはキャストさんへの愛かもしれないし、人望かもしれない。誰にでも損得勘定はありますが、損得だけで判断しないスケールが大きい器量があればいいですね。





大手が大手になった理由

風俗嬢
お人良しで女子管理が出来るかといえば、そうではありません。

まずは嫌われない性格が1番ですが、商売における腹黒さは必要です。いえ、貪欲に稼ぐ腹黒さを前提として女子管理を行うべきです。ただし、貪欲さだけでも足りません。

では女子管理に必要な能力とは何なのか。

営業マンで例えてみます。営業能力とは、電話を掛けまくるとか、飛び込み営業のことだけを指すのではありません。もちろんそういうド根性があれば売れるでしょう。

しかし営業に必要な能力は、他人としっかり信頼関係を持って付き合える能力です。自分をしっかりと売り込め、相手に強い信頼感を与えることができる能力。

風俗だって同じです。

キャストに信頼してもらえる力、この人は何かあった時に守ってくれると思われる力。店が暇で連続で『お茶』だった娘がいたとしても、しっかりフォローできる言動。これです。

どうして信頼力が必要なのか。核心を言います。

大手が大手になったのは、自然に成長したわけではありません。真面目に経営したからでもありません。もちろん1つの要素かもしれませんが、核心ではありません。大手が大手になったのは、


よその店のキャストを奪ってきた


からです。実際に奪ったわけではありませんが、他店から移籍したくなる魅力を作り上げた。自分の店だけでキャストを育てるより、よそから品質の良い人材を取ってくる方が豊かになるのは当たり前です。

貴方の店に未経験で入店した美人をせっせと育てました。ところがある日、いきなり飛んだ。そして大手に移籍したことを知った。

悔しいですが資本主義社会である以上、仕方ありません。弱肉強食。こうして大手はさらに大手になっていく。

負けたくないのであれば、女を扱えるようにするしかありません。もし自分で扱えないのであれば、扱える人を探してくる。キャストを集めたいなら、連れて来れる人を探し出す。頑張って下さい。





本日の格言
自前で育てるより、よそから品質の良い人材を取ってくる方が豊かになる。





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福崎小太郎

Author:福崎小太郎
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