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カリスマ性のない自分が考えた新たな経営組織

予算
売上げが安定すると、経営者は次の展開を考えます。経営基盤を固めたい、とか、事業拡大ですね。そこで悩みの種になるのが人材。

任せる人間がいない問題です。

拡大したいけど人材が・・なんてよく聞く話ですよね。少し贅沢な悩みではございますが、自分の給料だけでなく、スタッフの給料を2倍増やそうと思うなら、拡大路線に走るしかありません。

本当に困っている店舗は、もっと切実です。

右肩上がりの売上げを作って欲しいなんて言わない。売上げを落とさなきゃいいんだ。求人応募の返信をまめに行うとか、出勤体制の確保、日々の運営をスムーズに行ってくれるだけで十分。

金銭管理までお願いする気はない。1人だけでいい、


店舗全てを仕切れるまで育ってくれさえすればいいんだ・・


みたいな感じでしょうか。わたくし、人材育成は苦手です。組織を語るにはおこがましいほどのダメっぷりです。そもそもの原因は、自分の性格です。

自分が基準。他人を尊重しない。個人プレイが楽ちん。適材適所、という部分の欠落。売上げが増え、天狗になっていたことも原因です。

世間知らずだった青き時代の過ちとはいえ、いや、今でもカリスマ性なんてかすりもしませんね。あはは。

そこで今回は、アドバイスといった形ではなく、反省文。こうなっちゃダメよ的な体験談をお伝え出来ればいいなと思います。





採用基準を下げた結果

返金保証
わたくし、男に対する見る目の無さが絶望的です。

『伸びるやつは目がビジネスマンだからすぐ分かる』なんて言われますが、自分にはさっぱり分からなかった。

見る目の無さが良い面に働いたこともあります。絶対続かないだろう・・と思っていたパラピの若者が、のちに真面目な店長になったこともあります。

数字としては評価しにくいが、場を和ましてくれる人物もいました。人は見かけによらない、面接だけで長所は見抜けないことを学びました。

自分の見る目の無さを理解してから、採用を超ゆるくしました。

ただし成長の見込みが絶望的な人間もいます。経営者としては毎月20万円の給料を払っていくのは辛い。採用はゆるくても、試用期間を設けることに。

結果はどうだったか。


どんどん採用しても育て切れない自分に問題がある


という判断になりました。うーん、どうしたものでしょうか。そうだ、コミュニケーションが足りないのかもしれない、と思うようになりました。

積極的に話しかける。酒を酌み交わし、仕事やプライベートを語り合う。社員旅行や社員行事を行ったりしました。

結果はどうだったか。その時の自分は、『組織を作らないといけない!』みたいな強迫観念に近いものがありました。しかし従業員の立場としては


組織に合わせることは仕事とはいえ大変


です。後から気づきました。自分は組織を作りたい。しかし素質がある人間ほど組織に合わせたいと思わない。お互いが別々の方向を向いている。

同じ方向を見てもらいたく、たとえば車好きの従業員には購入サポートしてモチベーションを高めることにしました。

一時的な効果はありましたし、自分にカリスマ性があればもっと違う結果が出たのかもしれません。しかし結局、組織として戦っている感じはしなかった。

メンズエステの従業員を加えると、多い時で30名近い人材がいましたが、人が多くなるほど問題も出てくる。当時は顧客に目を向けるのではなく、会社内部のことしか見ていませんでした。





今でも悔やむ『8:2』の法則

オープン
『8:2』の組織の法則をご存知でしょうか。

蟻だろうが人間だろうが、数を多くしても少なくしても、組織で働く2割の人間は仕事をしないってやつです。

仕事をしないから切ったとしても、今度は別の人間が仕事をしなくなる。組織を全体で見れば、働かない人間を辞めさせたところで意味はない。経営者にとって悩ましい問題です。

おそらくこの先も見ることは無いであろう、優秀な店長が、働かない2割になったことがあります。

売上げを作れる、自分から仕事を作る、頭はキレる。勝気が強過ぎて組織としては悪い部分もありましたが、リーダーシップがあり、安心して任せられる。そして自分と似ていたこともあり、誰よりも可愛いかった。

働かない店長になってから、周りが見て分かるほどヤル気がありません。何もしない、というわけではありませんが、別人になった感じ。

見るに見かねて給料を歩合制から固定給に。環境を変え、ハッパをかけるつもりで、売上げが落ちている店舗の改善に行ってもらうことにしました。

おそらく以上のことが彼のプライドを傷つけてしまい、辞める決定打になったのでしょう。


彼の心は折れました。


何度か引き止めましたが、後の祭り。一緒に10年働いてくれました。売上げを作れる貴重な人材でした。今となっては『もう少し様子を見るべきだった・・』と悔やんでいます。





優秀な人材ほど辞めていく

堅実経営
組織に悩んで15年。店長の退職は、考え方を変えるきっかけになりました。

大きな組織を束ねる器量もないのに、組織に固執してはいけない。小さな組織が複数あってもいいのかもしれない。

優秀な人材には早めに独立してもらう。出資し、新店を出し、安定するまで面倒を見る。そして毎月少しづつ売上げを貰えばいい。干渉することなく、何かあれば助け合う関係。


1つの組織ではなく連合!


みたいな。同じ経営者として平等な立場でいいじゃない。それぞれが社長。もちろんこれはこれで上手くいかないケースも出てくるかもしれません。しかしリスクの軽減になるし、自分の店がダメになっても生きていける。

独立してやっていけそうな人材は、過去に5人ほどいました。なんてもったいないことをしたんだろう。それぞれが社長になり、それぞれが豊かになれる仕組みを作るべきだった。

自分の器量のなさに、もっと早く気付くべきでした。

おバカな自分は己を知るまでに時間が掛かりました。いえ、経営者とはいえ人徳の才に恵まれる方は少ないでしょう。自分が先頭に立たずとも、みんなが豊かになる方法、あると思いますよ。





本日の格言
組織を作ることに固執しない方が良い場合がある。





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コメント

はじめまして

夜分遅くに失礼致します。

昨年12月に開業して、4ヶ月目になる店舗です。

開業より電話の鳴りがあまり良くなく、12月下旬〜1月中旬は少し良くなったかと思ったのですが、1月後半から酷い状況が続いております。

いろいろ試行錯誤を繰り返し、写真の入れ替えやイベントなどの開催、ホームページの見栄えなど修正はしているものの、結果が伴いません。

電話が鳴らないせいで、女性が辞めてしまい、せっかく電話が鳴っても行ける女性がいないということも多々有ります。

このまま営業が続けられるのか、不安で仕方ないです。

アドバイスをいただけたら幸いです。

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