人から評価される印象付けと顧客体験戦略

風俗健全化とはかけ離れた手法を書いているブログですが、こう見えて、わたくし真面目な人間です。
悪い意味で真面目。商売人というより、職人気質。経営者として大成できない性格。風俗を細かく考えるのも、職人気質が影響しているからですね。
自分のお客さんには『凄いですね・・』なんて言われますが、とんでもない。『わたくしのようになってはいけません!』と念を押しています。
経営者はあくまでも社長の仕事をするべき。職人になってはいけません。また真面目な経営がもたらすメリットは、そう多くありません。労力の割にリターンが少ない。自分が真面目に経営して実感しました。
商売って、少ない資金で多くを売上げることですよね。売れそうにない商品を売れるようにする。高くで売る。
そのためには、真面目一辺倒ではダメなことに気づいてしまった。良い意味で顧客への『傲慢さ』がないといけない。
『ここまで丁寧にサービスしないと、お前ら評価しないんだろ!』
みたいな傲慢さ。サービスについて、ここまで説明しないと分からないんだろ、みたいな傲慢さ。性欲がない人はお断り・・みたいな傲慢さです。
毎日の作業を真面目に継続することは、誰か行わないといけない。待機所をピカピカに掃除することだって大事な仕事。
しかし利益を増やす、となれば、真面目な性格が損をする場合がある。普段は遊び呆けている人だとしても、想像力や行動力を持つ人間の方がビジネスマンとして価値があります。
顧客体験戦略

10年前ならまだしも、今時ちょっとやそっと真面目に経営したところで売上げは上がりません。
もちろん不真面目だった経営を、真面目にすれば少しは変わるでしょうが、風俗業界も多くの店舗が真面目に経営しているので、差別化にもならない。
大事なことは、内部の真面目さではありません。内部はどうあれ、他人の評価を気にして下さい。評価とは集客数です。
毎日一生懸メルマガを送る。ツイッターを更新する。集客のために努力はしてみたが、結果として報われないのは・・
人に評価されなかったから。
もしくは、評価に値しない店舗だった。真面目に経営している事実が大切ではなく、素晴らしい、といった評価。または『印象付け』です。
集客が伸び悩んでいる事実は、上手くアピールできていないため。ではどこが悪いのか。
女性キャストが悪いのか。いや、そうではない。
だって『鶯谷デッドボール』は、地雷嬢の集団ながら利益を出している。キャストは最低なのに、なぜ売れるのか。価値がない商品がどうして売れるのか。
商品に価値があるから、買うわけじゃないのかもしれない。価値を伝えることだけ考えるから、評価されないのかもしれない。
鶯谷デッドボールは、女性との性行為という価値を提供しているわけではないのかもしれない。『こんな地雷店で遊んだ!』という
顧客体験を提供している。
風俗はこうあるべき、という人の感情を逆手に取ったビジネスモデル。顧客体験がプラスだろうがマイナスだろうが、変化させれば勝ちなんだ・・
このような感じで想像していくと、良くも悪くも顧客の変化を促すことが人の評価に繋がることが分かるはず。
もし売上げが伸び悩んでいるのであれば、当たり障りないデリヘルとしかアピール出来ていなかった、ということ。真面目な人が行う真面目な経営は、毒にも薬にもならないケースに陥りやすいのです。
社長の仕事はビジネスにすること

利益を増やしたいのであれば、『お客さんはどう思うか?』といった想像力を持ちなさい、と口酸っぱく申しているわたくしです。酔っぱらうとそれしか言いません。
想像力と簡単に言っていますが、残念ながら想像力を持つ方は多くない。
想像力に学歴は関係ないし、たとえ有名企業に就職しても、会社と会社のやり取りがほとんど。個人と個人の商売経験って少ないですよね。
だから『人はどういうものを求めているか?』とか『広告を見た人はどう思うか?』みたいな想像力が欠けている人が多い。逆に宮崎県知事になった時の『そのまんま東』は凄かったと思いますよ。
自分で汗かいて観光客引っ張ってきましたから。
想像力をビジネスとして作り上げることは、経営者の仕事です。残念ながら従業員には出来ません。
店員は仮に失敗しても責任を負うこともなく、本当の意味で自分事として捉えることが出来ないからです。
ということで、売上げを伸ばすには、顧客になりうる層への『変化を促すアピール』が大事ですよ、といった内容でした。
想像力って大抵の場合、実際のやり取りから人は学ぶもの。まずはテストとして、オフィシャルサイトでもツイッターでも社長自身が自分の言葉で切々と風俗への想いを語ってみてはいかがでしょうか。
もしかすると、顧客が反応するかもしれません。想像を形にする。そしてテストして反応を確かめる。この繰り返しです。
本日の格言
成功したいなら、そのまんま東を見習おう。