余計なお世話ながら、面白い風俗店を分析してみた!

ブログでも、特にメルマガを読んで頂いた方には自分が『新しいモノ』を作りたがる変な奴だとよく分かって頂けると思います。
これについて、『新しい風俗店を作り出したとして、デメリットはないんでしょうか?』と、めちゃ鋭い質問を頂いたので今回は拡大版になります。
まず、わたくしが新店でもサイト制作でも『新しいモノ』を作りたがる性格なのは、単に考えることが好きだからです。正直いえば考えすぎて自爆したこともあるw
この自爆経験から、今ではアイデアと同じくらい顧客視点を重視しています。要するにバランス感覚ですね。
このバランス感覚が無ければ、いくら新しいモノだからといえお客が入るかといえば・・世の中そんな甘くない。これが1点。
もうひとつは『新しいモノは売れない法則』です。じつはこれが最大のデメリットなんでござるよ。
新サービスの風俗店は売れない

『面白い風俗店』と検索すると、以下の店がウェブ上で紹介されていました。
店名:マスクの女
業種:覆面専門デリヘル
料金:30分3980円~
場所:東京都
URL:http://www.okubo-mask.com/
店名:ロボットデリヘル
業種:女の子が喋らないデリヘル
料金:60分21000円~
場所:東京都
URL:http://www.robo-deli.com/
いつものことながら利用したことがないので想像で書いていきますが、今回は特殊すぎるというかニッチすぎるというか、個人的な嗜好が激しい為に、顧客視点や儲け具合はおいておきます。
まず、どんなに面白いサービスだからといえオープンして1年間はほとんど来客は見込めません。
実際にメルマガで書いた5番目の店も、オープンから1年間の1日最大来客数は7本。爆発的な売上げになるまでに2年半を必要としました。
これは人間のお金を使う心理が関係しています。
面白く新しい商品やサービスを具体的なことを知らずに『目新しさだけで買う人』は本当に少ない。次に買う人が『良さそう』と判断すれば買う層。それ以外の多くの人はリスクを背負いたくないので
『良い』という口コミなどの情報を得てから買うかどうか決めるのだ。
分かりやすく利用客のタイプを順序で並べてみます。
①新サービスに飛びつく客(0.5%)
②女の子やサービスに価値があると判断すれば利用する客(20%)
③ウェブ上での口コミなど、他人の評価を見て利用する客(70%)
④利用するかしないか迷っていて、きっかけがあれば利用する客(0.5%)
ぶっちゃげ普通のデリヘルでも新店の比率は同じようなものですが、新サービスの新店はやはり時間がかかる。
人が持っていない個性的なものより、流行や人気のモノを欲しがるというアジア圏に共通した傾向があるわけです。
いかに広げるかが成功の鍵

もちろん新サービスを考え開業したとしても儲かるか否かは話が別。多くの新サービス店が潰れていくのは黒字になるまでの長く苦しい時間に耐え切れない、資金が続かないからです。
しかし3年ほど持ちこたえ、この壁を越えることができれば普通のデリヘルの何倍も儲かる可能性は十分あります。起業はギャンブルであるように、リスクを取るということはこういうこと。
今や良いモノを作ればいいという時代ではございません。良いモノを作り、それをいかに広められるかといった技術も必要。これができないと、『認知度』を見て来てくれるお客をいつまで経っても取り込めないからです。
で、ご紹介した『ロボット型』と『マスク型』の2店は、開店から非常に苦労していると思われます。
それでも儲かる儲からないの話はおいてですよ、人が思いつかない新サービスを出した果敢すぎるくらいの勇気を高く評価し、ここに表彰するものと致します。
平成27年7月13日 福崎小太郎。(そんなのいらないと思うが)
本日の格言
良いモノを作り、それをいかに広められるか。