軌道に乗せるにもまたギャンブル。男はつらいよ【リスク編】

商売人精神というのは、金を生まないモノには使わず、金を生むモノには投資する。秋元康は初期のAKB時代に私財を投げうってヤバかったのはよく知られていますし、社長はリスク取ってるので自分に高い給料を出せるのです。
また、UNIQLOの柳井さんは億万長者になったけれど、貧乏人から金を奪って金持ちになったわけじゃありません。貧乏人が暖かくいられる服を作ったから金持ちになったのです。
■金持ちは人より努力した
■金持ちは普通の人より必死に働いた
■金持ちはリスクを冒している
で、自分の過去を振り返ってみると、めちゃくちゃなリスクを冒したことも多々ありました。
たとえば、店を立て直す為にレギュラーメンバー含む在籍嬢の半分以上をクビ同然にし血を入れ替えた。わたくしのことを知っている方ならお分かりだと思いまが、鶯谷のあの店のことです。
そして一気に広告を打つ。当時、モモコという求人誌の表紙裏を広告にするよう営業マンにゴリ押しで作らせ、その時だけは割引き嫌いな自分が『新人』だけに大幅な割引きもしたっけな。
起業で失敗しちゃう人

店を立て直す時もそうですし、軌道に乗せる時もそうですが、集客と求人がガッチリ噛み合わないと良くなりません。毛利元就の3本の矢の訓話みたいな感じで、ひとつではなくて何本も何本も用意する。
そして、起業して成功するには『営業力』が非常に大事。
飲食店なら店内を清潔にピカピカに磨いていい印象もってもらうのも営業だし、素敵なチラシを配って歩くのも営業。面白いブログ書いて集客するのも営業だし、相手を気持ちよくさせる電話対応だって営業。
これはつまり、口が巧いってことじゃありません。サービスの差別化という意味でもない。自分ならではのオリジナリティを出し、来客してみたいと思わせる導線を作り・・・
最後にリスクを冒して勝負する。
むやみに広告を打ってもダメというのは、確かに理屈はそうなんですが、起業で失敗しちゃう人の多くは『営業できない人』なんじゃないかと思うわけです。
理論がいくら分かっても下流ベタベタの手法が分かっていないと、その固定観念は逆に命取り。ギター買ってぽろんと引いた瞬間にミュージシャン気分的な。
リスクと運

もちろん、リスクを冒しても成功するかどうかは分かりません。
当時は30手前で若く恐いもの知らずだったので根拠の無い自信だけはあったわけですが、在籍を半分以上を入れ替えるとかアホです。これは覚悟の問題。自分を追い込まないと中途半端になると思っただけで、おススメするわけじゃありません。
また、イケイケで失敗したこともあります。典型的な例はこれですね↓
【風俗経営でのわたくしの過ち。】
さらにいうと、勝負に出た時に東日本大震災での自粛モードが重なった時には歌舞伎町のフォーセンスで余震に震えながら鍛高譚を片手に涙を流しました。
しかしLINEだってライブドア時代に韓国企業に身売りしてどん底を味わったからこそ今があるのです。LINEは元からあったメッセンジャーにスタンプを足すことでアピールし、次々にサービスを展開することができたわけ。
暗い話になりましたが、商売って面白いけどやってる人たちはいつも苦しそうな顔してるから、あんまり人気ないんでしょうね。(苦笑)
本日の格言
危険にあまり注意しすぎると、多くの場合、危険に落ち込む。