【開業準備】志半ばどころか、入り口でコケないように。

わたくしの口癖に『顧客視点を忘れないように・・』というものがあります。そして、それと同じくらい使うセリフが『段取り八分』です。
事前に予測し、しっかり準備をする。
ヒジョーに当たり前のことですが、これが出来ない方って多いです。『事前に予測する力がない』→『準備ができない』ならマシな方で、『事前に予測できる』→『なのに準備をしない』。嫌なことは後回しにするタイプですね。
たとえば、わたくしが開業コンサルを行う場合、オープン迄に4ヶ月ほど時間を頂いております。
『どんな店にするか』だけでなく『起こりうる問題をあらかじめ緻密に計算』をし、事前に準備をする。地域的な問題もありますし、実際に運営する経営者の性格も考える。
すでに大手が凄まじいコストをぶっ込んでいるところに弱小が戦いを挑むので、相応のアイデアも組み込みます。先日、泊まり込みで行っていた開業コンサルは2段階方式(秘)で店作りを進めました。
で、少し前の話ですが、先月1日は大安だったので新店オープンが多かったです。その中で、いちごナビの営業マンが『ここは成功しますよ!』というからどれどれとサイトを見てみたら・・
絶対失敗するでしょ!!!
100万ジンバブエドル賭けてもいいと思っていたら、案の定、1ヵ月も経たずに閑古鳥が鳴き始め、今では公式サイトすら存在しません。志半ばどころか、入り口でコケちゃった。
オープン前に一言相談してくれたら、もっと違う形になったのになぁ~と思った次第ですが、余計なお世話ですか。そうですか。
デリヘル開業の準備

デリヘル開業の準備段階で考える要点をただ1つ挙げるなら、『女の子』です。もちろん皆さんもお分かりでしょう。
しかし実際にやってみると分かりますが、事前に予測できていても上手くいきません。だからよく練られた戦略が必要なのです。
たとえば『女の子を集める』方法というのは、求人や知り合い、または自分でスカウトして確保します。問題は次です。
オープンしてすぐに集客なんて出来るわけがなく、問い合わせも2日に1件ある程度で女の子が入店してきたらどうしますか?何も手を考えていなければ
女の子はすぐに辞めるでしょう。
ここがポイントです。集客までには時間が掛かる。集客できないうちは女の子が稼げない。だから辞めていく。戦略を考えないで単に女の子を集めても簡単に辞めていきます。
囲碁を少しやってみて黒と白の陣地をひっくり返すだけじゃん、囲碁なんて誰でもできるよ・・と思っていたら、意外と奥が深く、戦略の大切さを知った的な。ゲームもデリヘルでも同じなんですよ。
女の子が入らなければどうすればいいのか?
女の子が稼げなければどうずればいいのか?
早く軌道に乗せたいなら、数少ない1本を確実に拾っていきたい。いつでも1~2人は出勤させておきたい。だけど出来ないから志半ばどころか、入り口でコケちゃうんです。
具体的な手法は飯の種なのでいえませんが、この部分を考えておくだけで半分成功したと思って下さい。マジですよ。
経営者って大変

とはいえ、どんなに戦略が良くても結局は人の力が左右させるのが風俗という商売。
もちろん、新店はウェブを使った小手先のテクニックで成功速度をグンと高められます。しかし、結婚仲介業だって多くのウェブサービスがありますが、本当に成約率が高いのはいわゆる『街の結婚相談所のおばさん』なのです。
先日テレビで見ましたが、年間500人の結婚を成約させた方なんてめちゃくちゃお金持ちでしたよ。だって1件につき謝礼が30万として、年に100件なら3000万円が入ってくるわけです。
同じように、1人で始める場合、経営者はウェブの知識なんて最低限でいいのです。わたくしも最低限しか教えません。だって他にやらなければいけないことがあるんだもん。そうゆう知識は外注でいい。
サイトでもブログでも、HTMLやらCSSが書ける人のデザインはたいていしょぼい。そういうことにチンプンカンプンな人のブログのほうがたいていかっこいいじゃないですか。
ということで、経営者は従業員に飯を食わせる(稼がす)ことが仕事。まぁ自分も食えないのに人を食わせなきゃいけないんだから、経営者って大変ですよホント。。
本日の格言
経営者は従業員に飯を食わせる(稼がす)ことが仕事。