【広告ノウハウ】余計なお世話ながら求人広告を評価してみた!

広告とはなんのために行うのだろうか。
ヒジョーに簡単です。商品やサービスを浸透させて会社の売上げをあげ、利益を得るための投資。
むかし、むかし・・・デリヘルが出始めた頃は、サイトも広告もイミフのFlashや綺麗な画像、いわゆる、集客なんか考えずに『カッコいい』ものが良いとされた時代だってありました。
またソフトバンクの白戸家の広告みたいに、直接の売上げにはならずともイメージのアップを狙ったものも。たとえば求人広告でいえばこんな感じ。

アストラッチャ
http://www.ast-s.net/
要はお金が余っていたわけです。もちろん金がある店舗さんなら、どんな広告を出そうが外部の者がとやかく言う必要はありません。
が、フツーの中小企業様は投資分の結果を求めるはずで、ブランディングより目に見える在籍数の増加の方が重要ですよね。そこで今回は、広告の評価と解説をしていきたいと思います。
求人広告を評価してみた!

広告にはかなりのテストを繰り返してきたわたくしですが、求人に関してはまだ自分の力を信じ切っておりません。
求人サイトを作る場合でもそうですが、いまだに女の子の生の声を参考にしていますので、今回の評価についても『点数』は女の子の意見であって自分が付けたわけじゃないのであらかじめw
※画像は『いちごナビ』のスマホ版から勝手にお借りしましたので、各店舗さんのリンクを貼らせて頂きます。

新橋たっち
http://www.s-touch.jp/
評価☆☆☆★★(3点)
大手だけあって、スマホから『どう見えるか?』を研究したであろう広告になっています。つまり、金額がパット目に付くデザイン・引き立つデザインということですね。
しかし評価はそれほど伸びず3点。原因は制服を着た女の子の画像でしょうね。特に『いちごナビ』は画像にうるさいので各店舗さん苦労していると思うのですが、画像に力を入れていないだけにモッタイナイ。
在籍する女の子を使い、モザイクをかけたり手で顔を隠している広告もよくありがちですが、顔を隠すようでは求人の本気度が足りていない証拠だと思って下さい。

アバンギャルド
http://4444.cx/
評価☆☆☆☆★(4点)
女の子の評価が高かった広告です。まずは背景の花柄がいい仕事してますねぇ。女の子は花柄ってだけで目を引きやすいんです。しかも広告全体が目立つように作られています。
残念な点は『お給料を交渉して下さい』というキャッチコピー。こういった曖昧な表現は結果が出る広告には邪道。もっと具体的な金額だと◎ですね。

不夜城
http://www.fuyajyo.com/
評価☆☆☆★★(3点)
シンプルなのに、そこそこ目立つ。文字数や文字の大きさはこれくらいが見やすいという点が好評だった広告です。が、やはりこの広告もビジュアル面の充実が足りずに評価が伸びませんでした。
現状、キャッチコピー等の文章のみで語ろうとしているので無理が生じています。いくら当店の良さ熱弁されても、イメージが湧く画像がないと女の子はついて来れません。
ちなみに『雑費無料』とありますが、これはどうでもいい情報ですね。わたくしならそんなの使いません。スペースがモッタイナイです。

SM カルマ
http://www.carma.jp/
評価★★★★★(0点)
女の子の支持はなかったものの、個人的には狙いはいいので突き詰めて欲しい広告。こういった実写版をストーリーにしたものは、作り方次第でめちゃ当たります。実際に自分もサイトを作り際に使うこともある。
ただし女の子目線を忘れずに。『求人情報を漫画で読める』と謳ったところで誰も興味は湧きません。そして、求人広告や求人サイトに男子の登場はNG・・というか、店長等の男子を使っていい場合は『よっぽどのイケメン』に限ります。
デザインをケチってはいけません

根本的なことですが、広告は投資です。1人あたりいくらで連れてきた。そして何人くらい連れてくると費用を回収できるのかということですね。
また求人にアクセス数は関係ありません。コンバージョン、つまり『問い合わせして来てくれる人』の単価になります。
その為にはクリエイティブ、広告のデザインを雑に考えてはいけません。制作を広告代理店に任せているのであれば、金を使ってでも優秀な外注に依頼してみるとか。
代理店と交渉して広告費用をケチるのはいいけれど、クリエイティブをケチってはダメ。そこをケチって問い合わせがばんばん来ることは白昼夢に近いと断言します。(※自分で製作する能力がある場合は別ですよ、もちろん。)
で、経営者の本気度が低い場合、結果として劇的に変われないまま、ズルズルと死に至る道を歩いて行くだけ。本気で取り組めないのなら、広告費用を従業員の給与にまわした方がずっと将来のためになります。
本日の格言
要はどこまで経営陣の肝っ玉が据わってるかでしょうね。