SEO対策は意味ありませんという理由

風俗店に関していえばエッジの効いたデリヘル以外、SEOを考えても仕方ない。それに掛かる手間や業者に依頼する金額を全くペイできない、と思って頂いて間違いないです。少なくとも現時点では。
理由としては風俗では既に情報ポータルで集客ができるジャンルだからです。
似たような形でいえば飲食店や美容室ですね。誰もが食べログやホットペッパーを見ます。店のサイトまで見るとすれば、一覧に表示された中で気になった店だけですよね?
他には中古車とか。カーセンサー等の情報ポータル以外は誰も見ません。
もちろん『ポルシェ専門』みたくエッジが効いていたり、『銀座久兵衛』みたいにブランドが確立されている。または独占している分野であればそのまま検索に打ち込むように、風俗店でも尖ってないと効果は期待できません。
ただわたくしもサイト制作をする者として、『SEO対策は意味ありません』と返事するだけでは伝わらないと思いますので、今一度グーグルの基本的な考え方をお伝えします。
グーグルの建前

SEOといっても現状はグーグル独り勝ちで、ヤフーもグーグルのアルゴリズムを採用しているので正確にいえばグーグル対策のことです。
SEO対策=自サイトの検索順位を上げること
グーグルは絶えずクローラーというロボットでウェブ上のサイトを隈なく見ます。ここで大事なことは、クローラーは人間がネットサーフィンをするのと同じであり、当たり前だがサイト管理者だけが見れる情報、たとえばアクセス解析の内容は知り得ません。
これには深い理由があって、独占禁止法という問題があるからです。
グーグルは決して自社のことを検索エンジンの会社とはいいません。商売的には多数のライバルと競争している広告代理店といったスタンスです。
実際には利益のほとんどを検索エンジンによる広告で稼いでいるにもかかわらず、どうしてそのような主張をしているのかというと、仮に検索エンジンという商売があり、グーグルがそのサービスを提供しているとしたら完全に独占禁止法に抵触するからなんですね。
もしAnalyticsから情報を吸い上げ、検索エンジンの改良に使う行為をしてしまうと、グーグルは他人が作ったコンテンツで金を稼ぐ究極のパクリサイトだと認識されるわけです。
検索順位の決定方法

WELQ問題(知りたい方はググって下さい)で2月に大規模なアップデートが行われ、その恩恵をわたくしも少しは受けたのですが、グーグルでは200の要素、その中でも基本は2つの軸でサイトを評価しています。
その1つがコンテンツの質ですね。
がしかし。矛盾しているようですが、世界最高の人工知能では人が書いたものかどうかはかなりの精度で判別できますが、文章を読み理解することはほぼ不可能な状態です。
グーグルが出来ることは体裁や文字列のパターンを見極め、それが質の高いコンテンツの特徴を備えているかどうかをパターン認識するだけ。これによって意味のない文章だったり、コピペなどでできたページを弾いていく。
WELQ問題はグーグルに好かれるためのコンテンツの書き方を知りつくしており、そして、安いライターを使って最適化された記事を大量生産。さらにDeNAの資本力を使って良質なリンクを大量購入したのです。
■コピー記事を最適化し1日200記事近く更新
↓
■良質なリンクを大量購入
↓
■広告を大量投下しSNSでシェア
まぁこれでも検索上位にくるまで1年ほどかかってますからね。頑張って数ページいたくらいで上位表示されるなら誰も苦労しません。もちろんわたくしも含めです(涙目)
結論:SEOより広告

以上のような途方もない苦労をし、時間と費用を掛け、風俗じゃぱんや口コミ情報局等のサイトと張り合うにはアホらしいというのがわたくしの結論。『風俗』でSEOを重視しても意味がないと申すわけであります。
仮に運よく上位表示されたとしても、アルゴリズムは毎日少しずつ変化しているので明日はどうなっているか分かりません。そんなことはグーグルの社員でも分からないのに、我々が知る由もありません。
そんなことより、広告デザインやキャッチコピーをどうにかすべきです。
まずはサイトに誘導させる。店を知ってもらい、どんな女の子やサービスがあるのかを分かってもらわないと話は進みません。
あとは店の内容もそうですね。儲かる商売はすべて独占です。内容が尖っているとか、広告が素晴らしいとかっていうのは、ある意味独占状態にさせることですから。
わたくしが期待しているのは、ペナルティエリアの外からまさかそこでボレーシュート打つのか!?みたいな想像力溢れるプレイなんですよね~
本日のつぶやき
1人の日本人女性がグーグルを動かした点はスゲーと思う。
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