人気店はどうして早番に来客が多いのか?(合理的経営から外れてみる)

突然ですが、『これって合理的なの?』と感じたことはないでしょうか?ないですか、了解です。
天才型のアナタは、無意識レベルで合理性を判断しながら行動しているのかもしれませんね。
たとえば広告の選び方を考えてみましょう。検索上位のポータルサイトに載せなさい、とよくいわれます。地域で有名な媒体に掲載しなさい、などもそう。
なるほど、多くの人が集まる広告媒体なので、合理的な手段かもしれません。
ところが有名広告サイトへの掲載は、誰だって考えることですから、ライバルも多い。競争は激化し、資金がふんだんに使える大手が有利。
世の中の多くのデリヘルは引き立て役に回ってしまい、せっかく金払って宣伝しているにも関わらず・・アレレ?合理的に儲けたいから広告掲載しているのに、
100円儲けるのに120円かかる
みたいな話になる。ちっとも合理的ではなくなるのです。かといって、広告落とせば落としたで客足は遠のく。その他の媒体に掲載すれば、さらに合理的ではなくなっちゃう。
広告1つとっても、何が正しいのかはなはだ難しい。
今回のブログは、合理的なようで見方を変えれば『じぇんじぇん合理的じゃないよ!』って部分を考えてみます。そして経済合理性から外れたところにチャンスが転がっているかも、という話題です。
地方で尖ったデリヘル

地方都市では尖ったサービスの風俗店は上手くいかないだろう、といったご意見を耳にします。
『うちのエリアでは難しいと思う』
『都会と違って地方では需要がない』
『ここ10年くらい見てきたけど、成功した店がなかった』
こういったたぐいですね。需要を考えた率直なご意見だと思います。自分自身も若い頃、東京で上手くいったサービスを地方へ持ち込んで・・
ダメだったわ。
地方を甘くみていました。ごめんなさい。ブログを書いていると、忘れかけていた苦い想い出に浸れます。
地方では尖った風俗店を作るより、スタンダードなデリヘルを作る方が経済合理的ですね。スタンダードで上位を目指す。1位か2位、いや3位迄に入る店を作りたい。もし実現できれば収入は莫大。だってスタンダードが需要があるもん。
スタンダードで有名店にすることが出来れば、かなり強い。その通り。
問題があるとすれば、有名店を作れるであろう確率でしょうか。頑張れば可能な範囲なのか。どの程度の頑張りが必要になるのか。
いくら経済合理的だといっても、顧客が付いて来ないと意味がありません。せっかく風俗やっているのに、細々とした経営しかできなかったり、志半ばで閉店しても仕方ないはず。
まずは現在の立ち位置を冷静に考えてみましょう。そしてどれほどの頑張りがあれば、有名店を作れるのか考えてみましょう。確率や可能性を考えることも合理性です。
合理性を無視する

アナタが商売人であるなら、頑張りが収入に反映される仕組みを作らないといけません。
もう少しの頑張りでエリア上位を取れる位置であれば、素直に邁進された方が宜しいと思います。
ただしスタンダードデリヘルがいくら合理的だといえ、頑張って運営したとしても結果を出せる確率が低いと判断するなら、むしろ尖った風俗店を立ち上げるべきかもしれません。
さらにいえば、風俗の業種もさまざまです。
エリア上位の風俗店を経営されていたとしても、リスク管理の面から尖った風俗店を作ることもアリ。多角化経営の失敗例は数多くあるとはいえ、マーケティング部分でいえば、
風俗の分野をいくつかに分け、その中で常に上位を目指す事業を推進することが効果的
になります。シナジー効果が使える部分だってあるかもしれません。風俗=スタンダードデリヘル、という1つの枠に囚われない。
もちろん人口10万人規模の田舎であれば、差別化を図っても無理。ただし県庁所在地レベルであれば、全然イケる。合理的じゃないと思っていたことが、合理的になる。
大儲けはできなくても、年収1000万円くらいは大丈夫。というか、人が出来ない分野、人がしないことをするから利益が出るわけです。人と同じようにしたって儲かるわけがありません。商売の基本は独占です。
人気店は早番に来客が多い理由

風俗店の利用客は、夕方以降が多くあります。そしてキャストの出勤時間も夕方以降がほとんどです。
都市部で、かつ、業界大手ならともかく、昼間から出勤が揃っているのは人妻店くらい。地方においては有名デリだとしても、昼間の出勤は5名に満たないことも珍しくないでしょう。
経済合理的に考えれば、利用客の多い時間帯にキャストが待機している、ということは正しい判断だと思います。
多くのレギュラー嬢は夜型かもしれない。また早い時間帯に女の子を出勤させたとしても、顧客が付かないので途中で挫折する。やはり合理的に考えれば『夜に力を入れるしかない!』と思うようになる。
考えることは誰だって同じです。
風俗店にとって早番に力を入れることは難しいことは知っております。ところが有名店は早い時間帯にお客さんが入っているのも事実。わたくしも『早番を頑張っていきましょう!』とアドバイスする時があります。
短期的に考えると、遅番に力を入れた方がリターンが大きい。しかし早番の重要度をスタッフが高めることで、早い時間帯に出勤していると顧客への認知度を上げられる。他店が取り込めない昼客を捕まえることができるようになる。
人妻店は昼間の利益が大きいわけですから、昼客の需要が少ない、というわけではないはず。昼間は人妻店しか出勤が揃っていないだろう・・的な昼客の潜在意識があるだけ。
このように普段の経営の中でも、経済合理性を考えて行動しているはずなのに、角度を変えて見れば
ちっとも合理的でない
部分が出てくる。合理的なようで合理的ではなかった事例って結構存在するのです。
仮に予想通りに物事が進んでも、他人と競争しなきゃいけなくなり、リターンは小さい。有名店は早番に力を入れている他店が少ないので、早い時間帯の利用が多いということになります。
自分の過去を知っている方はお分かりだと思いますが、風俗エステやオナクラのようなソフトサービスが流行ってきた頃、真逆の『イラマチオ専門店』を日本で初めて出したのも逆張りの結果。
これからの風俗業界は貧富の格差が同時進行します。今のうちに世の中の仕組みを理解しておかないと冷や飯食う羽目になるかもしれません。
【余談】
前回のメルマガでブログについての感想を頂戴し、その中でご説明したいものをピックアップ致しました。
感想:集客や求人については濁した感じの文章だと感う。
回答:ですよね。ナイチンゲールの心を持てなくて申し訳ないです。ブログは無料バージョンとしてお楽しみ頂ければ幸いです。
感想:ブログを読めば成功しそうですが。
回答:はっきりいって、成功するかどうかは別です。ただし、本当の意味でブログ通りに実践できれば、自分みたいなイケてない失敗を防げます。
感想:ヘブンの写メ日記は、ナイタイをパクったものではないはず。
回答:違っていたら申し訳ないです。ナイタイではなく、ナイスタ(ナイトスタイル)というキャバ情報サイトが写メ日記の先駆けだったと思います。
感想:小太郎さんの人となりの情報があれば親近感が湧きます。
回答:体系1.5流、顔面3流のアラフォーのおっさん。顔がアレなんで清潔感だけは気をつけています。好きな食べ物は松屋のカルビ焼肉定食+納豆。
本日の格言
合理性から外れたところに大きなチャンスが転がっている。