経営は理論的に得することを考えて、素直に実行していくだけ。

世の中にはどうしても貧乏から抜け出せない人々がいます。
たとえばデリヘル経営では、基本的に仕事でピンハネされる分が自分の給料になるので収入が増えて当たり前ですが、それでも上手くいかない方が多い。
そういった場合、経済合理的な行動が何かを理解できないほど認知能力が劣っていたり、経済合理的なことを嫌うような『性格』だったりすると、いつまで経っても貧乏のまま・・・ということになります。認知能力は本人の自覚と磨きさえすれば改善されることがありますが、
性格だけは本当にヤバい。
死ぬまで治りません。結果、自分自身で厳しい状況に追い込むことになってしまう。貧乏な人はこの繰り返し。経営者だろうと女の子だろうと、デリヘル業界の格差は広がる一方です。
また、たとえ起業に失敗しても本当に貧乏になったら生活保護があるはずなので、本来、誰も生活には困りません。だから合理的で前向きなリスクはどんどん取れるはず。
しかし生活保護を受けるには貧乏を証明するために、複雑な行政手続きを理解し、書類を集め、役所に理路整然と自分の状況を説明しないといけません。
逆にいうと生活保護を必要としている人達が一番不得意なことであり、そんなことが軽々と出来るような人達は、生活保護を受けるほど困窮しない、という大いなる矛盾でもあるわけです。
合理性の矛盾

経営者が考えることは安定して収入を増やす為に、『どうすれば売れるのか?』を理論的に考えて素直に実行していくことに尽きます。『何が問題で』→『どういった改善策(情報)があるのか』→『そしてどのように対応すればいいのか』。
広告1つとっても、満遍なく認知度を広げる手法にするのか、1点集中にするのか現在状況と未来予測の摺り合わせが経営です。
同じように風俗店員が考えることは、
・自分を高く売れるのか?
・スキルが上がるのか?
この2つでしょう。そこで初任給が高く安定している大手風俗店へ応募する。なるほど、人は合理的に考え、割りに合うものを求めますもんね。
ところが出世して大金を稼ぎたいと思ったり、起業を目指している方にとって、それが正しい判断になるでしょうか。
大手風俗は人数が多い分だけ既に上の席が埋まっています。出世の過程が激しいのです。また分業が進んでいるので、独立時に必要なサバイバル能力が身に付きません。このように合理的に行動しているはずなのに、リターンは小さくちっとも合理的ではなくなるのです。
興味深いことに、風俗店員は昔の農民や中世の奴隷よりも長時間の労働を自らの意思で続けています。
そして逆にいうと、大手は多くの他人が自分の為に長い時間働く仕組みを作ることが出来ているとも言えるわけで、これが金持ちになる最良の方法です。
経営に運は必要ありません。

厳密にいうと、デリヘル経営の初期の頃は運が左右することはあります。
オープン直後にたまたま良い女の子が入って来たら早く軌道に乗りやすくなりますし、早く軌道に乗れると先のコトも考えられる余裕が出てくるので、より良い方向に持っていけたりもします。
ところがある程度の成功には、運は関係ないとも思います。
経営では沢山の小さな決断の連続です。1回の決断が成功するか失敗するかは運ですが、1000回の決断なら大数の法則で結局は実力に収束する。デリヘルにおける求人なんて良い例で、結局は『数』がモノを言います。
つまり3年単位で経営を見た場合、成功するかどうかは運などほとんど関係ありません。出来る限り多くの情報を得て、一つひとつの判断力を高めればいいことになります。そして合理的に考え、行動をする。実力を付けていく。
いつまで経っても貧乏から抜け出せない人は、成功を遠ざける習慣をやめることをせず、または偏見に囚われ、下手な固執や思い込みにこだわった結果、
運に関わらず成功することのない未来が待っているだけです。
風俗嬢にいくら合理的なアドバイスをしても、本人に自覚がなければ改善されないように、経営者も同じ。起業家は独断と偏見の王様であったジョブズに憧れますが、確率から見てそんなレアな人物は何万人に1人。
神はアナタに・・・
①ジョブズになれと言っているのか
②素直に合理的にしろと言っているのか
はい、どちらでしょうか。ただ残念なことに、合理的な判断力を高めるための方法論は確立されておりません。確かなことは多くの人達はこうした能力が欠けているし、成功し続けている人は、例外なくこうした能力を身につけている、ということです。
まぁ皆さん色々大変でしょうが、お互い頑張りましょうね~
本日の格言
経済合理的なことを嫌う性格だと、成功は難しい。
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