レバレッジを効かし『1から10』を作るビジネスモデル

今から20年ほど昔の話です。
同期のスカウトで、全身『BVLGARI』を身に纏った大学生がいました。いわゆる凄腕スカウトマンってやつです。
彼は何だかのトラブルでヘタを打ってしまい、山奥の工事現場で働いていると風の噂で聞いていました。その後、彼は再び東京に戻り、ある画期的な金儲けの仕組みを作り上げたのです。
順を追ってご説明しましょう。
キャバクラのスカウトは風俗に比べて美味しい仕事ではありません。キャバクラは風俗と違って『買い取り』が基本だからです。風俗の場合は女の子が働けばスカウトにも半永久的にお金が入ってきますが、キャバクラは入店時のみ。
どれだけ凄腕キャバ嬢で売上げバンバン叩き出したとしても、店側が買い取った以上、入店後はスカウトに1円も入ってこない。金儲けの手段としては不合理な仕組みですが、
彼はその『美味しくない』キャバクラに目を付けたのです。
ではどのような金儲けの仕組みを作ったのか。彼はスカウトマンと店側の間に『独占的な仲介業者』を作り上げてしまった。
スカウトマン⇒仲介⇒キャバクラ
東京で活動するスカウトマンは、彼が運営する仲介業者を通さないと女子を入店させられない。そして仲介はピンハネすることなく、買い取った金をそのままの金額でスカウトマンへ支払う。
仲介業者としての儲けは、店側から毎月『顧問料』として報酬を頂く。
この仕組みを開発するには、我々が必死こいて店舗を作り上げる100倍も200倍も難しかったと思いますし、やはり稼げる仕組みと稼げない仕組みの差は何かって考えると、『独占』だったり『レバレッジ』になるのでしょうね。
レバレッジを使っていないパターン

どの店舗もそうですが、現在の立ち位置があります。
軌道に乗せたり、地盤を築くのは『0から1を作り上げる』状況。そしてさらに拡大を狙って『1から10を作る』状況。こちらはそれぞれ手法も方法も変わってきます。
たとえば『0から1を作り上げる』場合、自分は事情があって今年新店を作ったわけですが、至急女の子を集める為に知り合いの『ガールズバー』の名義を借りました。
■ガールズバーで一般求人媒体に広告掲載
↓
■応募
↓
■面接
↓
■デリヘルに入店してもらう。
このやり方は『0から1を作り上げる』場合は効果アリです。少なくとも自分の場合、広告費の何倍も成果が出ました。とにかく軌道に乗るまでは『なりふり構わずの精神』ってやつです。
しかしそれは・・・
自分が悪い心理テクニックを駆使して上手く口説くから効果が出たケース。
現在働いてくれる男子従業員ではまだまだ難しい。そもそもガールズバーで応募している女子を口説くわけで、多くのロスが出るはず。いくら応募が多くても、戦艦大和のように実用的には全く機能せず沈む感じ。
このやり方を続けるには自分がこの先もエンドレスで面接して口説く必要があり、そして他人の名義を借りるので無茶もできない。
『1から10を作り上げる』ことを考えた場合、とても効率的とはいえないことが分かります。人間1人辺りの労働には限界があるからです。
レバレッジを効かしてスケール感を出す

多くの他人が自分のために働く仕組みを作ることが、金持ちになるための最良の方法です。資本主義社会では、株式会社が仕組みを提供している。
スカウト仲介業者を作り上げた彼は、他人のスカウトを使い、レバレッジを効かせ、金儲けの仕組みを作りました。
古典的な『レバレッジ』を使った手段といえば『口コミ』もそうですね。他人が評価を広げてくれ、勝手にお客さんを連れて来てくれます。
自らの力を何倍にもするレバレッジを効かす手段は『金・人・IT』があるのですが、さらに拡大する時には『ちゃんとレバレッジを効かしているか・・・』こういった部分を頭に入れながら展開してみてもいいかもしれません。
このブログでは『風俗経営』がメインになりますが、店舗展開を目指すだけでなく、女子を送り出す元締め的な地位を築くこともアリですね。これが全国を相手にできれば
レバレッジが効いてスケール感が出る!
首都圏からの『デリヘル出稼ぎ』はこの仕組みが出来上がっており、スカウトが地方へ出稼ぎに行かせるには仲介業者を挟むことになります。
とはいえ、口で言うほど簡単な話ではありません。わたくし自身も過去に真似してスカウト部隊を作っりましたが失敗しましたし、都心、例えば池袋などは新規で路上に立つこともできません。ところがこれが地方となると、まだまだ勝負可能だと思います。
または路上スカウトのみならず、しがらみや規制のないウェブの世界でネットスカウト部隊を作ったり。(女の質は路上の方がいいけど)
まぁ自分とこの求人が精一杯でそれどころじゃないし・・といった感じで、読者の皆様にはいささか皮肉めいた形で聞こえるかもしれませんが、まだ誰も解いたことがない部分を構築できればグンと儲かりまっせ(笑)
本日の格言
首から下で稼げるのは1日数ドルだが、首から上を働かせれば無限の富を生み出せる。(Thomas A. Edison)
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