価格力が最重要になる時代(コロナウィルスによる不景気)

大まかな予想を当てるのと実際に儲けるのは別物ですが、近い将来の不況を予測されていらした御方もいらっしゃると思います。
わたくしも想定内。ちょうど1年前にこちらのブログでも警笛を鳴らしておりました。『不景気になる前に備えましょう・・』ってね。
新型コロナウィルスとの予測はムリだとしても、ましてやコロナが無かったとしても、早い時期に普通の不景気は訪れていた。半分は勘、半分は計算式を用いて予測しました。
年明け早々オープンされた皆様はお気の毒様です。
リーマンショック時は庶民へたどり着く迄に時間差がありましたが、今回は実態経済の破壊が先行しています。仮に一時的な景気回復があったとしても続かないでしょう。
大きな基盤もなく自力で立ち上げた店舗様にとっては、傷口が浅いうちに諦めた方が宜しいかもしれません。スタンダードデリヘルは特に。これからという時に余計なお世話でしょうが・・
落ちるナイフに手を出すと、腕ごと切り落とされます。
起業って人間の根本的な資質が大きく反映されます。コミュ力、行動力、精神力があれば限りなく成功に近づけるわけですが、時流を読む、とか、時流に乗る、といった方がもっと大事な場面がある。
だってどんなに優秀な人でも、ビジネスモデル自体がダメだったり、時流を無視すると上手くいかない確率って高くなるじゃないですか。
ピンチはピンチなのか、ピンチをチャンスに変えられるのか、これまた時流を読めるかどうかが関係するのです。
激安店の時代突入

安ければ集客できるわけではない。高くても入っている店は存在する。
なるほど、おっしゃる通りです。理屈は分かるし、そこを目指すべきでもある。しかし世の中の流れを汲むといかがでしょうか。
社長の役割は仕事を持って来てキャストに働いてもらう、とした場合、不景気時もちゃんと仕事を持って来れるかどうかです。
広告、店作り、ソーシャル、方法は様々ですが、残念ながら不況時は価格がモノ言うことも事実。
価格力が最重要、次に商品力、最後に広告力
でしょうか。広告力が効くのは顧客1名に付き最初だけ。広告が良ければ1度は試しに利用してみようと思うでしょう。
またいくら商品力、デリヘルの場合はキャストだったりサービス技術が良くても、値ごろ感を感じさせる価格帯でなれば続きません。
具体例を挙げます。

■店名 ぽーんはむ
■業種 デリヘル
■エリア 石川県
■URL https://www.cityheaven.net/ishikawa/A1701/A170101/pornhum/
金沢で見つけました。昨年末にオープンされたようですが、不況を予測していたんじゃないかとビビってしまった。
特別な部分があるわけでもないが『こういうのでいいんだよ!』って感じ。エロ動画をモチーフにしたデザイン。コスパが良さそうに感じてしまう。売りは即尺みたいですが、即尺なくとも行ってみたくなるエロを感じる。
アナログな部分を効率的に回す、というところで激安店にありがちですが、そこに突っ込んで形にできるのは素晴らしい。
エロ動画から飛び出してくるような世界観を作れたらもっと良い形になるとは思いますが、今でも十分惹きつけられる顧客は多いでしょう。
実際に利用していないので深い部分は分かりませんが、見せかけの金額ではなく、本当にコスパが良くて信用を得らると
絶対流行ると思う。
仕事って単価が高くて自分の好きなことだけ出来ればいいのですが、そんな仕事って少ないですよね。不景気になると特に。
誰もやりたがらない仕事、風俗ではターゲット層ですね、誰かが貧乏クジ引かなきゃいけません。不景気というピンチをチャンスに変えられるならばココ!貧乏クジを引いて信用を得るのです。
価格がモノ言う時期

風俗産業はレッドオーシャンです。飽和し成熟しきっています。
単価が高く新しいことを始められたら一番いいのですが、日本人は比べるモノが必要な民族です。新しい何かだけで儲かるものではございません。
逆に対抗他社が何をしているのか?という横並び意識を考えるだけで、狙えるモノが見えてきたりします。
ターゲットをずらす、使う時間をずらす、用途をずらす、価格をずらす。
または『ぽーんはむ』さんのように、合理的に絶対に負けない店を作る。1番にはなれなくても、他社の良い部分を丁寧に真似ることによって生き延びる。
わたくしは高値で売る方法を常に考えています。高い価値を生み出したい派です。しかしここ最近の記事内容は『安売りも選択肢』みたいなものばかり。
不況時は価格がモノ言うことも分かるからです。価格を下げたくないと意固地になったり、机上の空論をしていても
他社に顧客を奪われては本末転倒。
欧米みたいに我慢せず、どんどん散財してお金を回せば、楽してお金を稼げる様になるんですけどね。
金使いに躊躇が少ないので『ランチは3000円が普通だよ』みたいなれば、デリヘル価格も上がるのでしょうが、残念ながらここは日本です。日本人の一所懸命さが仇になる部分ですね。
もちろんもっと先の未来は分かりません。
中国がさらに悪手を打つようであれば、日本とアメリカが再び世界の経済覇権を握れるかもしれない。そうなるとデリヘル価格も上がる。高級デリが輝く。歴史は繰り返されるのです。
一般的にいえばデリヘルって家賃は高くないし人件費が歩合制なので、長年まじめに経営していれば固定客もいらっしゃるでしょうから、何だかんだ赤字が続くまで時間が掛かります。一瞬で廃業に追い込まれる事態は少ない、という意味です。
儲けの部分はかなり減りますが、経費を減らすることで割としぶとく生き残れるんですよね。
そういった意味では値下げを推奨しているわけでもないし、不安を煽るわけでもございません。事情はそれぞれ違いますから、あくまでも大きな括りとして参考にして下さい。
不景気と出稼ぎデリヘル

不景気になった場合、打撃が大きい出稼ぎデリヘル。
出稼ぎに頼る地方のデリヘルは、都市部の経営者より努力されている印象です。そしてキャストに対する対応も素晴らしい店舗が多い。
しかしながら出稼ぎ店の経営は、脆弱で危険だと考える派です。交通費や寮など必要経費が多いからです。
出稼ぎに来てくれる8割は良い子だし、顧客の回転数もある。だからスカウトバックや保証を払っても儲けを出せるビジネスモデル。しかし不景気になったらどうでしょうか。吹けば飛んでしまうかもしれません。
問題はスカウトバックと保証です。
個人的な悲願でもある、スカウトマンを使わずにキャストを貸し借りする仕組み。交通費は仕方ないとしても、中間マージンが発生しない仕組み。店舗同士の信頼で成り立つ仕組み。
お互いの利益の派遣
これやりたいんですよね。毎日同じようなキャストだと、顧客は飽きます。派遣するキャストが本日のメインにならずとも、変化を付けるだけで全体的な集客効果を生む。
まずは自分のお客さん同士で試験運用できればいいな、と思っております。テストして上手くいきそうな感じがあれば広げる形。
集客が減っても全国には女子が足りない地域があるし、店舗ごと活性化にも繋がる。
ということで不景気予測を書いて参りましたが、外した時には鼻で笑ってやって下さい。いや、外した方がいいんですよ、皆様にとっても自分にとっても!
本日の格言
オレは今を大事にしているから、過去も未来も全く考えてないんだ。高田純次