風俗嬢さんのことをあれこれ言う前に貴方はどうでしょう?【上編】

マーケティングとは顧客が真に求める商品やサービスを提供する活動のことでございますが、その中の1つに『One to One』という手法があります。
『One to One』を要約すれば、『ひとりひとりの顧客の嗜好やニーズに合わせ、個別に商品やサービスを作り営業する活動』となり、これを使っている企業が『スシロー』や『はま寿司』などの大手寿司チェーン店です。
個人個人がタッチパネルで好きな商品を選ぶことができ、商品が自動で流れてくるシステムというわけ。
これを風俗店に当てはめた場合、出勤人数は限られるのでルックスや体型でお客個人の好みをピンポイントで提供するのは非常に難しい。それに、可愛い娘ばかりお客に選ばれても困る。
こうした理由もあり、人が商品の風俗店はサービス内容で境界線を引くこともあります。
One to Oneを使った業種

例えばM性感という業種があります。
M性感には『ガッツリ責められたいお客さん』もいれば『ソフトに責めてもらえるならマゾに興味のあるお客さん』までMの中にも幅広くニーズがあります。
もし、ガッツリ責められたいお客に女の子の責めが甘ければ物足りないでしょうし、ソフト希望なのにハード過ぎてもまずい。なのでM性感は事前にカウンセリングというものが存在する場合が多いのです。
このように、受付があるホテヘルや箱ヘルではお客にプレイ前のアンケート取る店舗もあったりと、特定の業種や店舗は『One to One』を使っています。
しかし、普通のデリヘルはどうでしょう?
デリヘル店の電話対応力

電話1本のデリヘルの場合、アンケートを取ることができないので店員の電話対応が全てです。
例えば、お客が『どの娘が人気がありますか?』と聞いているのに、『どの娘も人気がありますよ!』こんな風に答えると『One to One』にならないように、ある程度お客が想像できる言い回しを考えて話さないと電話を切られてしまう。
その会話の中で、このお客はどんな娘がタイプなのか?ということを的確に想像し、ある程度理想に近づけながら話すのがいわゆる交渉力です。
そして、接客に行く女の子に『このお客さんはこう言ってて、A嬢ちゃんをオススメしといたから頑張ってね!』と伝えてから送り出さないといけない。
お客を次へ繋げたいなら、ここまでやって始めて『One to One』となるのだ。
1日1本お客が増えれば年間365万円増!

当たり前だが商売人精神を持つ人間はそういない。サラリーマンだろうが公務員だろうが、人は最大限手を抜くことを考えるように、風俗店員もそれは同じ。
風俗客によくある質問で、『早くできる娘はどの娘?』この質問!
貴方は何と答えますか?
この答え方一つでお客が入ってくれるか、他店に流れるか決まります。しかも店側とすれば早く付けておきたい娘もいるでしょう。しかし、ゴリ押ししたらお客は引くし、帰られるよりは誰でもいいから付けておきたい・・・。
こうゆう場面でピンポイントで付けられる接客方法は、誰かが教えてくれないと受付や電話番している普通の店員さんにはできません。
その結果、せっかく鳴った電話もテキトーだから取りこぼす。飛び込み営業で断られるならまだしも、お客から直々に電話くれているのに取りこぼしているとかどうなんですかねぇ旦那。
このように、従業員の対応次第で1日1本取りこぼしていたら単純に年間365万円損しているわけですな。