ツイッターを使う風俗店へ。こんなツイートいかがでしょう??

■アダルト業界のクチコミの鈍さ
■風俗店はソーシャルで拡散されない
これはもう遥か太古の昔より言い伝えられている負の呪文。何を隠そう、このわたくしめも、風俗店がフェイスブックページ作っても【いいね!】されるわけないじゃん!と否定的な記事を以前書いた気がします・・・
ところがですよ。アダルト産業でもセンス次第でソーシャルから宣伝することが出来た画期的な事件がありました。
わたくし、恥ずかしながら手のひら返して、風俗店のSNS活用法を一から見直させて頂きます。
広告資金が無いなら頭を使えのお手本。

世の中にはSNSという無料で使える拡散ツールがありますが、もともとビジネスとしてのSNSは難しい。
営業目的の投稿は誰も見たくないし、拡散もされない。拡散されるとしたら炎上の場合だけ、というのが今までの流れ。それが風俗店ではなく、一般企業であっても、フェイスブックやツイッターを利用して売上げが倍増したって聞きますか??聞いたこと無いですよ。
つまり会社でSNSを運用すると差し障りの無い、面白くも何ともない投稿になってしまうのでファンが増えない。
もし面白い投稿をするなら、会社が個人のような感覚を持ち、語っていかないといけない。その良い例が、東京にある『ラブホの従業員のツイート』です。
それではお手本をご覧下さい。
@meguro_emperor 都市伝説だと思われていた、リクラブを実践されておられるとは、さすがエンペラーです。頭が下がります! 大体何回目のデートでエンペラーに誘えばよいでしょうか? 差し支えなければ教えて下さい。
— アキヤマ (@Squids_squib) 2014年1月25日
@Squids_squib
— 目黒エンペラー (@meguro_emperor) 2014年1月25日
誘い方なのですが、ダブルバインドという手段を使うことが多いです。
簡単に言えば「そこの綺麗なホテルと、あっちの汚いホテルならどっちがいい?」と聞きます。
ここで嫌そうな顔をしたら、「なにエロいこと考えてるの?笑。」とからかいます。
@Squids_squib
— 目黒エンペラー (@meguro_emperor) 2014年1月25日
最後に第三段階ですがホテルに誘います。
私の場合、初めからホテルに近い場所で飯を食べ、歩きながらホテルに向かいます。
相手は大抵「えー?」みたいな顔をしますが第二段階が完了していれば問題ありません。
@Squids_squib
— 目黒エンペラー (@meguro_emperor) 2014年1月25日
さて、初めの質問にご解答いたします。
何度目のデートかというのは、さほど重要ではありません。
ようは段階をクリアしているかということになります。
クリア出来れば最初のデートでも全く問題ありませんし、逆にクリア出来なければ100回目でもダメです
@meguro_emperor マグロでもホテル入れる?
— 本マグロ (@tunamark2) 2014年1月27日
@tunamark2
— 目黒エンペラー (@meguro_emperor) 2014年1月27日
お問い合わせ頂き誠にありがとうございます
マグロというのはどちらのことでしょうか?
残念ながらペットとのご利用はお断りしておりますのでご了承願います
なお当ホテル寿司屋の出前が可能ですので、よろしければ是非ご利用ください
ご利用お待ちしております
すげー、痺れました。
この丁寧な口調とギャグまじりの切り替えし!女を口説く方法から、さりげなく自社アピール。最後はマグロネタを寿司ネタにしてかわす!
本人は狙ってやっているのではなくたまたまなのでしょうが、プロ目線を感じる。すべて受け取り側の反応を考えて書いているところが、プロとしての基本です。
だいたいプロとして食っていくなら、プロはお客のために頑張る。その結果が利益として付いてくる。
プロボクサーだって単に勝てば良いって話じゃなくて、記者会見の時から強気の発言で世間の注目を引かせ、試合では豪快なノックアウトで勝ちにいく。
アマチュアはポイントを積み上げて勝てばいいが、プロがそれをやったら叩かれるでしょ。
わたくしが間違っておりました。

ラブホ含めアダルト産業のイメージは決して良くありません。
たとえばFacebook上で、『今日は梅田のホテヘル行って一発抜いてきました!』なんて投稿してもいいね!されることは少ない。いいね!することが恥ずかしい。ですよね?
しかしながら、内容次第でアダルト産業でも無料のソーシャルを利用し、拡散されることを示した。
この件でホテルを検索した人は何千人もいただろうし、知名度もスーパー向上したはず。下手に広告打つよりよっぽど効果があったと思う。
それに比べ、今までの企業(風俗店も含め)のブログやツイッターときたら、顧客を喜ばす、というよりも誰の心にも響かない適当なtweetや宣伝ばかりで・・・
来て来て詐欺かい!!!
みたいな店舗さん今だに多いわけですが、お客の事を考えずに自分の好きなように書くだけのタイプはプロには向いていません。
というわけで、お客さんに喜ばれたい・『良い意味で人より変わっているセンス』をお持ちの従業員さんは是非SNSを活用して下さい。わたくしも今回の件でアイデアがふつふつと湧いてきております。
本日の格言
間違いは素直に認める。ごめんなさい。
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